A.
骨の条件がよくて即時負荷インプラントシステムを用いることができれば、手術直後から咬むこともできますが、通常は治療が終了するまで3〜4ヶ月の治療期間が必要です。骨量が足りなくて骨造成手術などが必要な場合は、さらに数ヶ月〜半年かかります。ただし、治療期間中は、仮歯や仮義歯などを使って、見た目や噛む機能を可能な限り回復します。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A.
現在、歯科インプラントの種類は多数あり、品質も価格も様々です。また、インプラントの上部の冠にしても質はまちまちです。従って、治療費が歯科医院によって格差があるのは仕方がないことだと思われます。全国的なデータをみると1本あたり15〜60万円までの幅があります。ちなみに、歯科大学のインプラント科での治療費は、NorbelBioCare社製やAstra社製のものでは、1本あたり、35〜50万円、AQBやPOIなどの日本製のインプラントだと20〜25万円の価格帯です(2007年7月時点)。当院でも概ねそれに準じた価格帯となっており、インプラントの種類や本数、上部構造、骨移植の必要性などによって1本あたり20〜35万円(上部の冠の費用を含む。2007年7月時点)となっております。
Q. 治療はだれでも受けられますか?
A.
顎の骨が完成する20歳前後から、お年寄りまで健康な方であれば、どなたでも可能です。ただし、妊娠中の方や重篤な全身疾患のある方などは制限される場合がありますので、ご相談ください。
Q. インプラントはどのくらいもちますか?
A.
当院で使用しているタイプ(Norbel BioCare[Sweden]社製)のインプラントは、40年以上も前から臨床応用されていますが、最初に応用されたインプラントブリッジは40年以上経た現在も全く問題なく機能し続けています。しかし、このタイプのインプラントが100%、30年、40年と、もつわけではありません。お口の手入れが悪い場合、ヘビースモーカーの場合、骨質が極端に悪い場合、不良な全身的な状態や疾患(慢性的な疲労、コントロールされていない糖尿病、白血病などの免疫不全状態、膠原病、悪性腫瘍等)になった場合などは、インプラントも失われることがあります。厳しい評価基準を設けた多施設の共同研究では、10年間で約95%(上顎90%、下顎100%)の成功率が報告されています。
A.
そんなことはありません。骨の再生治療を行えばインプラントは可能です。当院にいらっしゃる患者さんは、他院で「骨がないからインプラントができない。」といわれて、それでもあきらめずに当院を探し出していらっしゃる方が多いのです。そのため、骨の再生治療は日常茶飯事です。現在、インプラントのための骨造成法には、GBR(骨誘導再生術)、サイナスフロアーエレベーション、ディストラクションオステオジェネシス(加骨延長法)、スプリットクレスト、培養幹細胞移植術など様々な治療法があり、骨がないからインプラントができないということはなくなりました。
Q. 手術はこわくありませんか?痛くありませんか?
A.
骨に穴を開け、人工歯根を埋め込むなどと聞くとゾッとしますが、局部麻酔をかけますので、手術中はほとんど痛みはありません。手術の種類、インプラントの本数にもよりますが、イメージとしては、歯を抜く手術に近いでしょう。当院では、恐怖心の強い方などは、静脈内鎮静法や笑気麻酔を使用し、リラックスした状態で処置をお受けいただくことも可能です。
Q. 手術直後の注意事項は?
A.
数日間は腫れますので、若干食事がしづらくなります。また、術後1週間は感染しやすい時期ですので、食事はかたいものを避け、おかゆやスープなどの軟らかい食事を工夫しておとりになる必要があります。当日あるいは翌日くらいまでは多少出血が続きますが、強くうがいはしないでください。また、大きく口を開けたり、笑ったりするのも避けてください。薬は指示通りにきちんと服用してください。歯磨きは手術当日はやめて、その後は主治医の指示に従ってください。
Q. 治療後の注意点はありますか?
A.
インプラントを長期的にご使用いただくためには、日々のご自分でのケア(ブラッシングやフロッシングなど)と歯科医院での定期検診によるメインテナンスが重要となります。また、喫煙によりインプラントの喪失率が上がることがよく知られています。できれば禁煙を心がけてください。